これまでの家づくりの
経験を糧に、
3軒目で叶えた理想の住まい
最初に建てた家は、重量鉄骨の直線的で丈夫な家でした。私たち夫婦もまだ若く、子どもたちも小さかったものですから、「家族が安心して暮らせる家を」と考えたのです。子どもたちがのびのび遊べるように内装をベニヤ板で仕上げたり、成長に合わせてレイアウトを自由に変えられるようにといった工夫はありましたが、住まいとしての面白味には欠けていました。二軒目は、仕事の関係で頻繁に訪れていたアメリカに建てました。2×4工法で建てられた木造2階建てのこの家は、地下室もあるなどかなりの広さで、地震やハリケーンにも強い家でした。この時初めて、オープンな間取りであっても冷暖房がよく効くという、2×4工法ならではの高い住宅性能を実感することができました。ただ、メーカーの規格プランをアレンジして建てたため、残念ながら「すみずみまで希望通り」というわけにはいきませんでした。このアメリカの家に関しては、あとで家内にさんざん文句を言われたことを覚えています。
これら2軒の家づくりの経験を踏まえて、たどり着いたのがセルコホームの平屋だったのです。